モクズ蟹
2016.11.12
稲刈りもさしせまった9月、毎年「モクズ蟹漁」が解禁となります。
我が家の裏手が川という恵まれた環境でして、子供の頃から泳いだり魚を捕まえたりという「小学生の社交場」でもありました・・・・。
当時、「カーバイト」を使ったカンテラとヤスは子供の必需品みたいなもので、夕食を終え暗くなると近所の「仲間」が川に集まったものです。
ヤツメウナギ、コイ、ハヤ、ハゼ、ナマズ、アユなどが対象でしたが、食べなくても捕まえるのが楽しくて雨降り以外は連日出勤?とも言える子供時代でした。
今でも「モクズ蟹漁」は継続していますが、「カニは自分の殻に合わせて穴を掘る」という諺は時々耳にします・・・・。
来春の産卵に備えて川を下ってくるカニですが、冬には穴を掘ったり、石の隙間でじっとして春を待ちます。
このカニの生態と農家の姿が重なって見えるのは私だけでしょうか・・・?。
米や野菜などの販売代金から、農協手数料、税金、資材、農機具の修理代、圃場整備の償還金、個々の借入金の返済などが引き落とされると残高なんて「注意信号」状態。
この「手数料」とは、複雑怪奇な精算方法で「農協が必要な」経常利益を生み出す「農協にとって大変便利な項目」ではないでしょうか?。
農業協同組合・・・・農産物の有利販売の為に農家が出資している団体、農協の収入は手数料収入が基本であり、もっと必要ならば手順を踏んで農家の同意が条件。
ただ・・・、事業規模が拡大するにつれ資金繰りが重要となるのは必至で、「この精算方法はクスリに手を出したようなモノ」という声もあります。
自分の殻に見合わない、「過剰投資」の穴埋めや、無理が祟った運営の結果の「搾取」に思えてしまいます。
「直販メリット」・・・果たして本当に「農家に利益」がでているのでしょうか?、経営責任者である役員の皆さんの中に「疑問」を感じる人はいないのでしょうか?。
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