封印をしています
2017.03.08
拝啓 ○○様、私たち「庄内みどり農協の未来を考える会」では、何でこの訴訟が起こったのか、この訴訟の論点は何なのか、原告は何を求めているのか、を分かりやすく情報発信しなければならないと考え、国政・県政・町政に関わるさまざまな方々に至るまで、お手紙をお送りさせていただいています。世の中に共通することですが、権力を持たない側が「権力者」に対峙しようとするときには、客観的な事実と主張する論点を分かりやすくご説明する手段のひとつがお手紙だと思っています。
これらの「お手紙送付活動」は、このブログでお呼びかけしたカンパ&ご支援の形で応援していただいた皆様のお陰と感謝しています。このことで私たちの活動や運動に賛同していただける方々を増やし、庄内みどり農協の米精算の「真実」を伝える方策として、有効に大切に使わせていただいております。皆様の「おこころざし」本当にありがとうございました!
私たちはいま、大変な数の封筒に宛先お名前貼りをしています。それにお手紙や添付書類などを入れ、封筒を封印する作業に追われています。昔は、「のり・テープ」だったのですが、いまは写真のように便利で簡易な文房具が出たものです。(※テープのり 商品名;ドットライナー)おかげで郵送作業が格段にはかどりました。
個人情報問題を指摘している私たちは相手先情報は大丈夫か?(これが一番大事です。)宛先は曲がっていないか?封印の折り返しは綺麗になったか?など、大変地味 !?な作業ですが、仲間と一緒に作業すると数十年前の若い頃に公民館に集まって事務作業を夜遅くまで頑張った当時を思い出しました。私たち「庄内みどり農協の未来を考える会」が発信する「本当の情報」と仲間の皆さんや原告団の「思い・気持ち」を相手方に届いて是非読んでいただけることを御期待します!
先のブログ、「農協座談会・・・」にも書かせて頂いたのですが、やはり庄内みどり農協の組合員の皆さんは「未来を考えて」いただいているようです。正直なところ裁判に関して多くの質問は出ないのではと危惧していました。各地区の村々で今回の裁判の話題が出て、質問されているとの連絡が入ったり、大変活発な座談会会場もあったと話を聞くと嬉しくなります。また、その答弁に窮した理事方もいらっしゃったとも聞き及んでいます。
庄内みどり農協の組合員は「真実」を知りたいのです。経営者会議である「理事会」で何が話し合われ、何が決められたのか?本当の事を知りたいのです!議事録にも残らない定款にもない「理事協議会」という会議は、何ら庄内みどり農協の方向付けを決定する議決機関ではありません!どのように意思決定されたのか、総代会・理事会・集落座談会に至るまで、「協同組合の理念」で話し合いが行われるべきなのです。今回の訴訟の論点をすべての組合員に明らかにすることが「経営者」としての責務です。そして、すべての組合員にどちらが正しいか判断していただく・・・、その姿こそ組合員の代表者として選出された理事の当然の姿ではないでしょうか。裁判を「受けて立つ!遺憾である!」と宣言して説明責任から逃げている農協役員の方に申し添えておきます。
今回の農協座談会での理事の多くは組合員から「裁判」の内容を質問された時には、「係争中につき・・・」と承るだけで良いとのトップからの指導が入っているのではないでしょうか?農協側の反論や理事個人の考えを「封印」させられているとしか思えません。多くの組合員は情報が決定的に不足しています。すべての人が私たちのホームページを見ているわけではありません。毎月発行の庄内みどり広報にも取り上げられていない状況なのです。
訴訟の目的はあくまで、米づくり農家が被った不利益と農協経営上のコンプライアンス(法令順守)を毀損していないかの 司法判断を仰いで、裁判の判決を尊重することです。米づくり農家からの搾取で当期剰余金を生み出し、決算上成り立ってきた「庄内みどり農協」を再生させなければなりません。私たちは組合員自らの考えや行動で農協のあるべき姿を決めて行かねければならない、との思いに駆られながら、今晩も郵送作業に「汗を掻いて」情報発信を行っていきます。
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