次回口頭弁論予定

2020年1月 24日(金)第17回午後14:00~・山形地方裁判所鶴岡支部

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カテゴリー: 裁判関連

真実の究明 ―Part1―

2017.09.08

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影鳥海

先日、毎日新聞に「奇観!朝日を受けて日本海に映る影鳥海」の記事と写真が載っていました。

以前このブログの「種まき爺さん 様」からの応援メッセージに、「真実という頂は一つしかない。その真実を追求するために険しい登り口をあえて選んだ君達を称賛します!」との励ましメールをいただいたことを思い出しました。(応援メッセージ&こころざしカンパ←皆様、本当にありがとうございます。)

私たちの運動は、組合員の誰からも信頼こそされ、疑いようのないと思われてきた庄内みどり農協がコメ農家と交わした個別出荷契約書(売渡委託契約)に不記載の控除項目があったり、理事会決議したにもかかわらず当たり前の品種別・制度別の精算も行ってこなかったなど、独自に創作した控除計算方式で莫大な金額を搾取するという農協の驚くべき実態を解明する裁判とも言えるのです。まさに真実の究明を果たすことが私たち「庄内みどり農協の未来を考える会」の使命だと思っています。

昨年の6月、4名の原告の提訴から始まった裁判も5回の口頭弁論が開かれていますが、庄内みどり農協は全面的に争う姿勢を崩していません。また、この異常な精算方法がほとんどのコメ売渡農家にとっては難しく理解できない状況なのです。私たちは今まで関心のある組合員ひとり一人に丁寧な説明を行ってきました。結果、多くの皆様から賛同をいただき現在まで予定者も含め80数名が提訴する大原告団訴訟へと展開することができました。そして第1陣としての訴訟内容を裁判所から認めていただくための口頭弁論に臨んでいます。今後は判決に向けた慌ただしい裁判となると思いますが、問題意識を持っていただける組合員も着実に増えているので、第2陣さらに第3陣へと、なお一層コメ農家の組合員への拡がりを期待するものです。

 

そもそも、このコメ精算問題の始まりは平成21年産米の取引米価が暴落し、全農委託販売米としての精算において仮渡金に過払い請求が起こった事が発端でした。消費者と独自に値段を決めて過払い請求が起こるはずがない「遊佐開発米(約10万俵)」からも口座から差し引く、農協の暴挙と言える精算方法に疑問を持ち始めた当時のある組合員有志は、本来生産者へ精算すべき残金を手数料以外で農協の「利益」となる控除項目を見つけ出しました。それが、「直販メリット」や共同計算外での販売対策費・倉庫利用料で、全国の農協がどこも行っていない疑惑の精算方法だったのです。かつて政府米と自主流通米の差額が「メリット」として御盆前に入って有難かった時代がありました。そんな精算方法をコメ売渡農家は「直販メリット」にイメージしていたと思います。

私たちは農協への委託販売とは共同計算方式での経費と手数料収入しか得られないという「無条件委託販売」の大原則を覆していることがわかりました。農協とコメ農家個々との毎年交わす契約書や他の農協の情報を得て精査、そのブラックボックス化した搾取方法の解明に向けて様ざまな方々からご助言をいただき学習会を重ねてきました。

その中で前述の「遊佐開発米」栽培農家の組合員有志は平成21年産米で農協から引き落とされた不当な精算額の説明と返金を求めたのです。これが現時点の裁判では大きな焦点になろうとしています。

第18回総代会で八幡地区選出総代の方より、遊佐開発米への引き落としの返金の経緯を遊佐地区総代に質問が出たとき、総代同士の質問は受ける場でないと議長判断で担当職員および最終的には阿部組合長の「返金ではなく支援金である」との答弁内容が総代会 議事録に載りました。開発米への直販メリット相当額を返金ではなく農協からの支援金と言い訳したのです。あくまで支援金だと言い逃れするのであれば、今回の訴訟における平成21年産米で原告の支払請求額には載せることになります。返金という性格の場合は精算方法が間違っていたと認めることですので、この裁判は簡単に終結する訳です。前回の第5回口頭弁論でも裁判長から関心事項として次回まで説明するように言われました。

 

今回の未払金支払請求事件では、農協と委託者であるコメ売渡農家との当事者間で「合意の有無」が最も大きな論拠になります。私たちの言い分は「法的に有効な合意」がされていない不当なコメの精算であるとの考えに基づき、控除金額の返還を求めています。農協は「いつ・だれが・だれと・なにを・どのように~合意したのか」の詳細な根拠を裁判長より求められましたが前回まで提示されませんでした。

農協が有志と交わしたと今になって再度主張し始めている「不提訴の合意」も、そもそも法的には何ら合意と言える代物ではないことは、第1回口頭弁論で被告代理人が認めています。何よりも、ほとんどの原告の方々には何ら関係のないことです。被告の言い分は迷走し、農協座談会資料や精算書の配布により、組合員から異論が出なかったと言う「黙示的合意」、最後は農協理事会での「組織的合意」まで持ち出して、4,500名のコメ売渡農家ひとり一人と庄内みどり農協 代表理事組合長 阿部茂昭が個別出荷契約書に「署名捺印した」事実をないがしろにするような主張には、断固として反論をしていきたいと思います。

 

庄内みどり農協を相手取り訴訟を起こして早や1年3か月になろうとしています。来週からは飼料用米の稲刈り作業が始まり、主力品種の「はえぬき」「ひとめぼれ」「つや姫」、新品種「雪若丸」など庄内みどり農協管内が稲刈り一色になります。9月22日には第6回口頭弁論が開かれる予定です。私たちが春作業で忙殺されそうな時でも、今回の稲刈り真っ最中でも裁判に出廷し続ける意味とは「真実の解明」です。いまは雲に隠れている鳥海山の頂(いただき)も、何時かは晴れやかな空になり眩しい朝日で庄内みどり地域を照らす姿を待ち望んでいるからなのです。

(↑次回Part2では影鳥海の隠された闇の部分に迫ります!?)

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真実の究明 ―Part1― 2017.09.08

弁論更新にあたり原告陳述

2017.06.19

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20170531014137

6月9日、第5回口頭弁論が山形地方裁判所鶴岡支部  第1号法廷で行われました。今回から人事異動により裁判長が交代したということで、あらためて3名の裁判官に原告の主張をご理解いただこうと陳述を行うことにしました。

以下が原告代理人・原告代表者それぞれの陳述内容です。

原告らは被告庄内みどり農業協同組合の組合員です。すでに3陣、合計48名(4+25+19)が提訴し、なお多数の組合員が提訴準備中です。原告らは個別出荷契約で合意されていない控除金額の支払いを求めていますが、被告はこれに応じようとしません。本件の焦点は極めて明確です。被告以外の農協では行われていない異例かつ違法な方式を早急に改め、農協本来の民主的運営が確立されることが、本件提訴の真の目的でありますので、よろしくお願いします。

原告代理人  脇山弁護士

 

約定に沿った精算を求め、私たち農家が起こした提訴も1年が経とうとしています。足掛け4年近くをかけた「米販売代金の精算方法」の解明ですが、質問しても問題の本質に触れず掛離れた回答や詭弁、更には個人情報の漏えいや裁判を受けさせない様な圧力もありました。

原告4名でのスタートでしたが、時が経つと共に、今まで行われてきた精算方法を疑問視する仲間も増えて100名に届こうとしています。第1回口頭弁論で「合意」があったと被告側が言い続けた文書ですが、原告代理人の質問に対し、被告代理人自ら「法的に効力のある合意文書ではない」と言明されたのを私たちは忘れていません。

平成18年9月に農水省から通達があった「事務ガイドライン」ですが、全国の農協に対し統一した内容なのに、庄内みどり農協では「独自の解釈と精算」が恒常化していました。コメ余りで市場価格が低迷し、全農から「過払い金返金要請」があった21年産米では、高く販売できて「追加精算」があるべき品種からも控除されたり、取り扱ったコメの品種間では「販売価格の品種間移動」が確認できました。勿論、先の事務ガイドラインでは禁止されている精算方法です。

今年1月24日の第3回、3月27日の第4回口頭弁論の場では、裁判長から「いつ、だれが、どのように・・・」で始まる、「5W1H」の証拠の提出が被告側に求められていました。もし、農家と農協との間に交わされた文書があるのなら提出に半年近くも期間を要するものでしょうか・・・。私たち農家は、農協との信頼関係の上に成り立つ職業です。米の「個別出荷契約書」に関しては署名と捺印が求められる「正式な契約書」です。そこに記載されている約定は履行されるのが当然であると共に「約束は守られるべき」との重要さを持つものです。勿論、毎年新たに契約書を取り交わすということには、「約定に記載されていなくても知っていたはず・・・」と、被告の言う「黙示的合意」などという都合のよい解釈はできません。

何度も重複しますが私たち原告が求めるものは、「米売渡契約書」に記載された約定と他農協のように「農水省事務ガイドライン」に沿った精算方法を取ってもらいたいという事に尽きます。なぜ、「庄内みどり農協」はそれができないのでしょうか・・・。なぜ、私たち原告の要望を聞くどころか数々の圧力をかけてまで追い込もうとするのでしょうか・・・。全国の多くの農協のように「農家と農協が一丸となって」次の時代に繋げられる農業で在りたいと思うと共に、「法を守り法に守られる」のが個人であり組織であると考えます。合併により巨大化した農協ですが、元は1人ひとりの組合員の出資によって作られた農協です。いまは100名弱の原告とはいえ、以前から米代金の精算方法を疑問視する農家たちです。そして「今後も約定に沿った精算」を求めていく、庄内みどり農協の組合員です。

 原告 佐藤 清

多数の傍聴人がいるにもかかわらず静かな法廷内に響き渡る原告代表の陳述は、決して高ぶらず淡々として落ち着いた声は聞きやすく心に迫るものがありました。3名の裁判官、特に裁判長の左側に御座りになられている本訴訟の担当裁判官が原告代表の陳述に何度も頷きながら聞き入っている様子が印象的でした。

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弁論更新にあたり原告陳述 2017.06.19

だれが、いつ、なにを・・・?

2017.03.31

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20170326_141930「なんだ、農協座談会に来てるみたいだ!?」 傍聴席にいらした原告のひとりが帰り際に言った言葉です。いかにも拍子抜けした様子で帰っていきました。彼が言った「農協座談会」これが今回のキーワードになります。

 

「裁判」とは、訴状内容の意見陳述と反対陳述を、法廷で激しくディベートするイメージをお持ちかと思います。実際は抗弁するための準備書面を事前に相手側に提示し、その再反論を文書などで陳述をするという期待外れ?感が否めない事になります。ほとんど書面や添付する証拠資料のやり取りが主で、事務的な要素が多く、私たちも初めのうちは戸惑ってしまいました。 

最初の4名の訴訟と追加で25名の訴訟が併合審理と認められ、2か月を経た今回の口頭弁論では、新たに第3次原告団19名の訴訟を併合するように要請しました。まず被告の庄内みどり農協側の反対陳述のために、段ボール1個分もの資料もさることながら、準備書面に符合しない引用資料の訂正と差し替えで時間がかかり、追加で出したほかの準備書面も提出が遅延したことで次回に陳述するようにと被告代理人が裁判長に言われました。

 準備書面の書類の多さに分かるように、被告はあくまで庄内みどり農協4,500名の米売渡農家すべてに合意があったと釈明するようです。「米販売対策費・倉庫利用料」は過去の農協座談会で座談会資料に載せているので組合員とは了解済みとのことで、いままで長い間誰からも指摘されておらず、精算明細表を送付しているので明示的・黙示的合意が成立する」、のだそうです。本命の「直販メリット」にいたっては、理事会決定しているので「組織的合意」があったと主張、「まだ詰め切れていないが…」とは被告代理人のつぶやき。すかさず原告代理人も「民法がいつの間にか変わってしまったようですね」と皮肉交じりにつぶやき返したのを私は聞き逃しません。契約書・約定はいらないとばかりの農協側の言い分には呆れるしかありませんが、平成26年産米の契約書を取り直してまで辻褄合わせした道理がわかりません。(ちなみに、原告の中にこの再契約書への捺印を拒否した方がいます。再契約書に捺印した組合員もそれを拒否した人も「組織的な合意」があったので意味がなかったということでしょうか?)

 いままで毎年のように、これらの控除項目の問題点を指摘してきた農協総代会より、「農協座談会」が最高決定機関だと本末転倒なことをおっしゃるつもりでしょうか。農協座談会を理事・職員との懇談的な位置付けでしか考えてこなかった組合員も問題ですが、もし、このような理論展開がまかり通れば、庄内みどり農協から春季・秋季農協座談会は消滅するでしょう。私たちが時間をかけて解明した不条理なピンハネ精算の指摘を「農協座談会」の短時間では出来ません。農協執行部にとって都合の良い場所であると同時に、出席者の少ない組合員にとっては何でもありの恐ろしい会合という訳です。

 

裁判長は訴訟の論点になっている控除金額の確定(How much)する方向で双方異議がないのなら、合意の是非で争うことで良いのか、と方向性を示しました。そして、誰が(Who)、いつ(When)、どこで(Where)、なぜ(Why)、何を(What)、どのように(How)、合意したのかを被告は一定の法的根拠を裏付ける証拠を付けて次回まで提出するように! と、5W1Hを何度も言明したのはとても印象的でした。裁判長が再度被告へ要請した意味は大きいと思います。あれ、前回でも言われたような…!

今回で鶴岡支部の裁判長として最後になるとおっしゃった阿部裁判官が、今後の原告の追加予定を原告代理人に質問し、次回第4次は二十数名か出来れば数十名を予定していると答えたとき、原告席に向かって、「当初お話になった100名近くになりますね」、と爽やかな笑顔で言われた時には、嬉しい反面複雑な気持ちになりました。心の中で「裁判長!我々は4,500名の原告団をめざしているのです!」

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だれが、いつ、なにを・・・? 2017.03.31

「汗を掻く」という意味

2017.01.27

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20170124_093506 (1)

大寒に入り、日本海側に大雪注意報が出され、庄内地方特有の地吹雪で羽田発の飛行機の到着を心配しましたが、無事に原告代理人を出迎えして、スケートリンクのような全面凍結の市街地を、「冷や汗」を掻きながら通り抜けて、遊佐町方面へと向かいました。待っていたのは「庄内みどり農協の未来を考える会」のメンバーと、今回より新たに加わった仲間の皆さんです。明日の第3回口頭弁論を控え、前回までの訴訟の経過説明と論点の学習、そして今後の展望などについて原告代理人から説明があり、出席者からも積極的な質問が出ていました。

翌朝、1月24日  山形地方裁判所鶴岡支部第1号法廷にて10:00審理開始。

『誠意のない答弁を繰り返す時間稼ぎ?』

20170124_093506 (1)冒頭、昨年6月に提訴した最初の4名の原告と、11月に追加提訴した25名の訴訟を併合審理とすることで、原告・被告側とも同意する旨の確認が行われました。また、原告側代理人は農協が出した、2014年に不提訴の合意が当事者間で行われているとの答弁書に反論して、法的な根拠を質したのに対して、被告側代理人は改めて最初の4名の合意の明白さを主張、追加提訴の原告に対しては随時個別に説明するとのこと。裁判長は原告29名が農協と誰が・いつ・どこで・誰と・何を、この問題を解決したのかを次回口頭弁論まで個別の証拠を出す様にと言明するに至りました。

次に、原告側代理人が、この訴訟は米精算における農協との契約書に書かれていない控除の是非が論点であって早期の結審は可能である。農協側がいたずらに原告側の論拠に対して本質的な抗弁を避けているように思われ甚だ遺憾である、と抗議。被告側代理人が「我々のせいではない」と気色ばむ場面もありました。

『直販メリットは農協が汗を掻いた利益???』

また、今回も低調な裁判内容で本質論は次回以降か、と思っていたところに、被告側代理人からとんでもない暴言が飛び出しました。「農協は直接販売で汗を掻いた代償として直販メリットを利益として折半している」、と言い切ったのです。思わず聞く耳を疑いました。はたして、この方(弁護士)は農協から正確なレクチャーを受けているのだろうかと。

米の販売は、米づくり農家と農協が毎年契約書取り交わし、その契約書に沿って販売が行われ、また精算も行われます。庄内みどり農協は農家と委託販売契約を結んでおり、買い取りの方法はとっていません。そのため農家は、農協に販売のために掛かった経費と手数料を支払い残りは全部農家に支払うことが契約上の決まりになっています。庄内みどり農協以外はその様に精算しています。委託販売上残ったお金は農協の利益ではなく残金もしくは「未清算金」なのです。なぜ「利益」と言えるのか? 米の委託販売で「汗を掻く!?」当たり前のことであり、そのために農協があり、役員は報酬をもらい、農協職員は給与を貰っているのです!あくまで利益にしたいのなら、米穀会社と同じように買い取りにしたほうが良いのです!

米づくり農家が一生懸命「汗を掻いて」生産した対価を馬鹿にするような理論展開には呆れるばかりです。

『もっと早く出来ないのでしょうか?』

法廷での最後に、次回第4回口頭弁論の日取りを原告・被告側代理人どうし話し合われましたが、双方ともお忙しく、また、被告側が29名もの訴訟内容の抗弁をするための準備期間として、2か月ほど必要との見解を示したところ3月27日に決定しました。最後に裁判長より原告団へも意見を求められ、原告団代表者は立ち上がり、「もっと早く出来ないのでしょうか?農家は春の農作業が始まってしまいます!」。法廷内全員「・・・」。

暦のうえでは「立春」がもうすぐです。平成29年度産米作付計画の着手や肥料設計など、今年の米づくりがもうスタートしています。改めて「汗を掻く」という意味を農協に、役員に、問いたいと思います。

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「汗を掻く」という意味 2017.01.27

我田引水(がでんいんすい)

2016.11.22

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山形地方裁判所鶴岡支部第2回口頭弁論が山形地方裁判所鶴岡支局に移管し11月17日に行われました。今回より第2陣として原告団に名前を連ねる方々も傍聴席に見え、引き締まった空気感が漂う第1号法廷でした。
鶴岡支局に審理の場を移すにあたり、原告代理人(弁護士)が「更新弁論陳述」を読み上げましたが、裁判長より途中で止められ、事前に口頭での陳述が予定されていなかったと苦言を呈される場面があり、合議制で厳しく法廷秩序をリードする裁判長の気概が垣間見られました。

今回の口頭弁論は更新手続き的な意味合いがあり、提訴内容の確認が行われましたが、25名にものぼる第2次原告団の追加提訴を受け、無限の広がりを見せる本訴訟の狙いを裁判長から尋ねられたり、未払い金の計算根拠を示して済むものではないかと原告代理人へ確認する場面もありました。違法な控除だと思うなら積算的な論拠で示し、被告側はそのことに対して抗弁するものだと・・・。実に明確な進め方で原告、弁護側代理人も異議はありません。審理を進める効率を考えている裁判長だと思いました。DCIM0306

「裁判の進め方」は、今回の裁判長とのやり取りで少しだけ見えてきましたが、大切なことは今後の「裁判の流れ」です。私たちの主張を司法は正しく判断していただけると思いたいですし、今回より29名に増えた原告団の皆様とともに確信します。

私たちコメづくり農家には「我田引水」と言う言葉があります。その意味は、田圃になくてはならない大切な水を、自分のところだけに引いてしまうという意味からきています。一般的に、他人の不利益になろうとも、自分に都合のいいように理屈付けや行為をすること・・・、とあります。今回のコメ精算未払金支払請求事件、「我田引水」を行なった人々は、私たち「農家」ですか?それとも「農協」ですか?

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我田引水(がでんいんすい) 2016.11.22

第2回口頭弁論日が決定いたしました。

2016.10.04

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朱鷺切り取り2

日 時: 平成28年11月17日(木)午後4時00分

場 所:山形地方裁判所鶴岡支部

住 所: 山形県鶴岡市馬場町5-23

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第2回口頭弁論日が決定いたしました。 2016.10.04

10年前に埼玉県であった似たような裁判

2016.09.30

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埼玉の大貫さんから以前応援メッセージでこんなアドバイスをいただいています。
「私の住む地区でも10年以上前に似たような裁判がありました。米と牛乳の違いはありますが、共通してるのは「不正な精算」で、被害を受けたのは信じ続けた農家でした・・。」
株式会社MMJの裁判の内容が詳しく乗っているページを紹介したいと思います。是非検索してみてください。お米と牛乳の違いはありますが内容はとても似ています。

埼玉全農裁判:経過説明判決文全文

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10年前に埼玉県であった似たような裁判 2016.09.30

個人情報保護を要請しました

2016.09.13

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DSC03059昨日、山形地裁酒田支部へ行ってきました。
第1回口頭弁論の中で提訴予定者へ取り下げ圧力をかけていることに対して裁判官が感想を述べられた場面があり、この重大な行為に重ねてお願いすべきだと考えたのです。

また、第2回口頭弁論から本訴訟が酒田支部の単独裁判官審理から鶴岡支部の複数裁判官による合議制へと移管する予定と伺っていたせいでもあり、最後まで地元酒田の裁判所でやりたかったという思いが強く、もう一度訪れたいと思っての行動でした。

結論から言うと未提訴者(予定者)を前提とした要請・要望は受けていないとの事務官の見解でしたが、門前払いされることもなく、その時に公判中の裁判が終了するまで待ち、裁判官のご意見を伺っていただいたことは嬉しかった。ちなみに、鶴岡の裁判所では酒田の裁判官と新庄の裁判官が鶴岡に参集されて3名の合議制となるようです。今後は、提訴予定者も口頭弁論に加わり原告団となります。なおも原告とその予定者に取り下げ圧力が加わるようであれば、弁護士と協議し再度裁判所で強く追及します。

DSC03061次に私たちが訪れた所は酒田警察署です。

提訴予定者の取り下げ圧力をかけるために利用している個人情報の保護を要請するためです。相談窓口で対応した担当官は大変丁重に私たちの要請内容を聴取していただきました。

みどり農協組織の個人情報保護要領の添付を進言され、後日持参することとし私たちの要望書を受け取っていただきました。

 

そして、本日の大本命「庄内みどり農協総務部」へ行ってきました。
「個人情報取扱規定」を統括する部署であり、規定違反を告発・罰則をも適用できるからです。組織内の綱紀粛正を統括する部署でもあります。私たちは総務部長に「庄内みどり農協における個人情報取扱規定違反及び基本的人権侵害について」の対応要請書を提出しました。

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ちなみに、人権侵犯事件を扱うのが酒田警察署のとなりにある「山形地方法務局酒田支局です。法務省の人権擁護局とつながっています。

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個人情報保護を要請しました 2016.09.13

私たちは圧力に負けませんww

2016.09.09

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庄内みどり農協管内では先週より集落農協座談会が開催されています。各集落の組合員は割り当てられた理事・監事に直接質問する場面が設けられます。農協の理事・監事は組合員のそういった「なぜ?」の質問にしっかりと答えていただきたい。知らなかった、わからないではすまされない問題なのです。

組合員有志からの✉です。

ある集落の座談会で今回の裁判に関する質問が出たそうです。
農協側が主張している原告と被告との間に「合意」はあったのかと。
その農協理事はこのように言ったそうです。
「約束した事を守って初めで合意だなや、約束を守らねがら裁判なたなや」

※通訳:「約束した事を守って初めて合意と言える、約束を守らなかったから裁判になったのだと思うよ」質問者は納得していました。

私たちの訴訟の目的は、約定に沿った正しい米の精算を求めるものであり、双方の認識が違う以上は法に基づき裁判所の判断にお任せする、との一点だけなのです。
このホームページを立ち上げてから、来訪していただいた、たくさんの組合員と一般の方々より励ましと応援メッセージをいただいています。この声が私たちの励みになります。また、そのような中で、この運動に関するご意見やご質問などもいただいており関心の高さが伺えます。私たちとしても出来る限りご返答をしたいと思っています。
つきましては、TOPページにあるご意見・ご質問のところをクリックしていただき、投稿者様に私たちの返事が届きますようご記入願います。私たちのホームページで紹介している資料はむずかしくて、とても理解できないと思っておられる方でも、また、もっと詳しい内容を聞きたいというグループの代表の方でも、ご意見・ご質問にご一報ください。
私たちはご要請があれば、たとえ一人のところへでもご説明にあがります。また、私たちの学習会へもご参加ください。次回の学習会を追ってお伝えします。

 

皆さんの関心の高まりで、遊佐地区のみならず、八幡地区、松山地区の組合員が確実に私たちと歩調を合わせて「仲間」として増えつつあることは喜ばしい限りです。この問題は遊佐地区と酒田地区の地域間のいがみ合いとかではないのです。酒田地区の組合員こそ大変な負担を強いられている事がわかっています。たとえば平成24年産米は全額返金したと農協側は釈明していますが、はえぬき・ひとめぼれ生産者は、返金された金額より徴収させた金額が多いのが現状です。これは取りも直さず、農水省の事務ガイドラインが禁じている品種間利益の移転を行っていて、はえぬき・ひとめぼれほど不正収益の源であると思っています。多くの米づくり組合員をかかえる酒田地区こそ実態をわかってほしいのです。

 

第一回口頭弁論で原告代理人(弁護士)が強く抗議し、なおかつ裁判長からも強く諫められた「原告予定者」への取り下げ圧力が一時は止まったかに見えました。しかし、最近でも組合員からの苦情が私たちに寄せられています。憲法で保障された基本的な人権の認識をも持ち合わせていない「呆れた組織」だと言わざるを得ません。裁判所からも止められている行為に対して、強く抗議すると同時に、私たちも対抗手段を取っているところです。もし、このような理不尽な圧力がきたと認識した場合は、だれが、いつ、どこで、どのような、をしっかり記録してください。
いまこそ私たちはすべての組合員に立ち上がっていただく運動に邁進します。

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私たちは圧力に負けませんww 2016.09.09

第1回口頭弁論がありました

2016.09.02

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平成28年9月1日山形地方裁判所酒田支部において、第1回口頭弁論がありました。
傍聴席に入りきれないほど多くの傍聴希望者が集まり、裁判への組合員の関心の高さが伺えました。

裁判の中で佐藤清は以下のような意見陳述をおこないました。


「裁判が始まるにあたり」

今回の裁判の原告として、一言述べさせていただきます。
私たち農家はご存知の通り、農地を耕し安全安心な農作物を栽培し、地域環境や自然を守る尊い産業であるということに誇りを感じながら日々の農作業に汗を流しています。
しかし、農業にとっての「両輪」とも言える、「農家と農協の信頼関係」に疑問を覚え始め、質問に対しても納得のいく説明も貰えず、苦渋の選択という形での提訴に至りました。
私たちが一貫して主張してきたのは、「約定に沿った米代金の精算」に尽きます。そして、農協の納得しがたい対応と理不尽な運営を正すことが是非とも必要との求めが加わることになりました。
キッカケとなったのが、21年産米に対する全農からの「過払い金返還要求」でした。
その際に、全農からの返還請求であるにも関わらず、提携先と価格を決めて栽培、出荷している「過払い金の発生しない提携米である、共同開発米からも「過払い金返還」として引き落とされました。これは明らかに暴挙と言わざるを得ません。
なぜなら品種別の精算が決まりだったからです。こうして、農協の精算方式がおかしいのではないかとの探求が始まりました。

約定に沿った精算を求める私たちですが、毎年5月末に農協に提出する「売渡委託契約書」に記載されていなくても、「直販メリット、倉庫利用料、販売対策費」として引き落とされるのが、「庄内みどり農協だけしかやっていない独自で異常な精算方法」であることが判ってきました。
更に、18年9月に農水省から通達のあった、「事務ガイドライン」にも沿わないことが判明しました。しかし、その内容を探求するために必要な、精算に関わる資料を請求しても中々出してもらえず、いたずらに時間ばかりが経ちました。それと並行して、県内の各農協や、県外の農協に問い合わせた結果、「直販メリットを生み出す精算方法は出来るハズが無い、事務ガイドラインに沿わない精算は出来ない。」との答えを頂きました。

3年以上の「資料の読み解き」を重ねた結果、農協はこの異常な精算方式によって莫大な利益を得ていることが分かって来ました。
27年度の総代会資料では、損益計算書にある当期剰余金は2億9千万円でした。その内訳には直販メリット繰入額が2億600万円で、販売・生産対策費と倉庫利用料がそれぞれ同額の4千万円弱で8千万円、つまり67万俵の米を取扱いながらも、剰余金は7百万円程度という驚くべき数字であり、農協を支える為にコメ農家だけが過大な負担を強いられてきた事が判明したのです。

足掛け3年以上に亘る交渉でしたが、農協側の姿勢や対応にも驚かされます。
農協役員の一部は、歩み寄りをするかのようなそぶりを見せながらも確たる約束には至らず、結局誠意も無い単なる「問題解決の引き延ばし」だけでした。更に提訴以降というものは「有形無形」の圧力の数々で、役員や職員、更には常勤役員までという多岐にわたる攻勢には、「原告から降りてほしい」とか、「資料請求」の段階でさえ「取り消してほしい」との意味合いが含まれています。不信感は増すばかりです。
農協は誤りを正すのではなく、異論を唱える者に圧力をかける行動を取り、経営責任や農協運営に向けるべきはずの目標を見失っていると思わざるを得ません。

正しい精算と健全な農協運営を願う私たちですが、活動に賛同して頂いた農家の方々が、着実に増えていることは何にも増して嬉しい限りです。正しい精算を求める今回の行動は、庄内みどり農協管内の遊佐地区から始まりました。今まで農協側は、「遊佐の連中」などと言ってきましたが、遊佐町以外の組合員からも「疑問」に思う仲間が出てきたのです。

私たちが正しい精算を求めて行動した結果、農協側の動きには「今までにない変化」が出てきました。
売渡委託契約書に新たな約定を追加したり、前年に遡って契約内容の変更を認めるという内容の同意書を、各個人から取り直したことなどです。残念ながら、間違った処理を認めて正すという正しい意味での経営努力よりも、「不正な清算を積み重ねて巨大化した農協の、維持と責任回避が大切だという姿勢しか見えません。本来の目的であり農協のあるべき姿であるはずの、「農家所得の最大限化を目指す」事とは大きくかけ離れてしまいました。

声を出さない多くの農家の方々も、現状の農協運営に疑問を持ち、「果たして理事会は機能しているのか?と思わざるを得ない」という共通認識を持ち始め、今回の裁判を注目しています。 最後に強調します。私たちの一貫した主張は、「約定に沿った米代金の精算を求める」ことです。そして、それを通じて真っ当な理屈が、「米どころ」のこの地でも通用することを証明し農協のあるべき姿を取り戻すことです。

裁判所におかれましては、ここ、酒田の地においても、法とそれに基づく正義が確固としてあることを示していただき、加えて、裁判所への申し立てを敵視し、妨害することが許されない事であることを示して頂きたいと思います。
原告らと、提訴を予定している生産者、組合員の気持ちを代弁し、発言させていただきました。


 

裁判の様子については、新聞各紙の記事もご参照ください。

9月2日山形新聞 9月2日読売新聞 9月2日毎日新聞 9月2日山形朝日

次回口頭弁論は11月17日の予定です。

 

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第1回口頭弁論がありました 2016.09.02

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