稲刈りもさしせまった9月、毎年「モクズ蟹漁」が解禁となります。
我が家の裏手が川という恵まれた環境でして、子供の頃から泳いだり魚を捕まえたりという「小学生の社交場」でもありました・・・・。
当時、「カーバイト」を使ったカンテラとヤスは子供の必需品みたいなもので、夕食を終え暗くなると近所の「仲間」が川に集まったものです。
ヤツメウナギ、コイ、ハヤ、ハゼ、ナマズ、アユなどが対象でしたが、食べなくても捕まえるのが楽しくて雨降り以外は連日出勤?とも言える子供時代でした。
今でも「モクズ蟹漁」は継続していますが、「カニは自分の殻に合わせて穴を掘る」という諺は時々耳にします・・・・。
来春の産卵に備えて川を下ってくるカニですが、冬には穴を掘ったり、石の隙間でじっとして春を待ちます。
このカニの生態と農家の姿が重なって見えるのは私だけでしょうか・・・?。
米や野菜などの販売代金から、農協手数料、税金、資材、農機具の修理代、圃場整備の償還金、個々の借入金の返済などが引き落とされると残高なんて「注意信号」状態。
この「手数料」とは、複雑怪奇な精算方法で「農協が必要な」経常利益を生み出す「農協にとって大変便利な項目」ではないでしょうか?。
農業協同組合・・・・農産物の有利販売の為に農家が出資している団体、農協の収入は手数料収入が基本であり、もっと必要ならば手順を踏んで農家の同意が条件。
ただ・・・、事業規模が拡大するにつれ資金繰りが重要となるのは必至で、「この精算方法はクスリに手を出したようなモノ」という声もあります。
自分の殻に見合わない、「過剰投資」の穴埋めや、無理が祟った運営の結果の「搾取」に思えてしまいます。
「直販メリット」・・・果たして本当に「農家に利益」がでているのでしょうか?、経営責任者である役員の皆さんの中に「疑問」を感じる人はいないのでしょうか?。
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モクズ蟹 2016.11.12
来訪者様より温かな応援メッセージと900を超える「応援する!」は、毎日私たちひとり一人のモチベーションになっています。そして何より私たちの活動に「カンパ・支援」の形でご寄付していただいた皆様、本当にありがとうございます。応援メッセージを見るたびに熱い思いがこみ上げます。皆様からの「おこころざし」を活動の諸事務経費に充てて有効に大切に使わせていただきます。
そんなことで今日は「凄まじい志」にまつわるお話を一つ紹介させてください。遊佐町の観光名所にもなっている十六羅漢です。
鳥海山に降り注いだ雪や雨水が、何十年か後に湧水となって月光川に流れ田圃を潤し、幾つかの支流と合わさって吹浦海岸の日本海に入ります。その近く、かつて鳥海山が噴火した際に日本海に流れ出た溶岩に十六羅漢が彫られています。
十六羅漢とは、お釈迦様の死後、弥勒仏が出現するまで正しい教えを託された16人の修行者で、仏教の布教に努めた尊者のことです。羅漢を供養することで、多くの人々が幸福になり、災害から免れると言われています。また、漁村である吹浦では、多くの漁師が日本海の荒波に命を失うこともあり、諸精霊の供養と海上安全も祈願するようになりました。
こうした羅漢信仰が根底にあり、遊佐町吹浦の海禅寺21代住職、寛海和尚が十六羅漢を発願しました。寛海和尚は、羅漢仏をつくるため、地元遊佐のみならず、酒田方面まで托鉢を行い、浄財が一両から二両集まるごとに地元の石工に依頼し、元治元年(1864)から明治元年(1868)までの約5年の歳月をかけて、十六羅漢と釈迦牟尼 、文殊菩薩、普賢菩薩、観音菩薩に、十大弟子の中の舎利弗、目建連をあわせた6体を加え、22体の磨崖仏を見事に完成させました。それを見届けた寛海和尚は、明治4年(1871)7月、71歳の時にご自身が守り仏になるため、羅漢岩の傍らの海に身を投じました。
私たち「庄内みどり農協の未来を考える会」の活動を始めてから4年の歳月が流れました。活動は精算資料の精査、学習会資料のコピー、会員への資料郵送など、学習会を開くために庄内みどり農協内の会議室を借りようとしても難色を示されているのが現状です。全員が農協組合員なのに・・・。
でも、負けません!私たちは本当の意味で「みどり農協の未来を考えて」起こした行動ですから!皆様の「おこころざし」も無にすることはできません。来るべき11月17日の鶴岡での第2回口頭弁論ではしっかりと私たちの主張を通したいと思っています。
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おこころざしを頂き新たに思うこと 2016.10.28
酒米、本日刈り取りしました。かなり気温が寒くなってきた。もっと寒くなればいいのに。
0.7アールからこれだけの籾が収穫できました。多分3俵位はとれていると思います。とにかく酒屋さんで使ってもらえるかどうかだね。お米に真白が出ていることを期待します。
水分は22.2%でした。水分のばらつきがすごいので16.5%で一旦乾燥を止めたいと思います。種子にも使うので種子用の乾燥でお米を乾燥していきたいと思います。自然乾燥にできたら面白いと思いますが、人手がないので機械乾燥します。一応農薬不使用の有機肥料栽培です。お米を剥いたらまた報告します。
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今年最後の稲刈り酒米刈りました。 2016.10.21
もうすぐこんな季節でしょうか?。先日イチジクを大量に頂きイチジクの甘露煮で食べてます。これがなかなかうまい。子どものころはよく食べていました。各家々にはイチジクの木があって生でもよく食べていました。食べ物がおいしい季節になりました。果物大好きですから今年も大量に食べます。
今年で栽培2年目のつや姫です。このお米はたんぱくが7.5%以下でないと、つや姫として買ってもらえません。昨年は7.5%ぎりぎりで通過しましたが、今年は7%とゆっくり通過しそうです。このお米は私的には生産者にとっては今後も減農薬を進めるのであれば外せない品種の一つになると思います。この品種は遊佐で栽培するとかなり出穂が遅くなります。カメムシの被害をかなり軽減できると思います。無農薬米も出穂はかなり遅くなりますが、この品種それ以上に遅い品種です。遅ければおそいでまた別のリスクがありますが。!!。裁判のためのHPで農業の話はいかがなものかと思いながら書いてます。裁判の記事は別の人が書いているのですが、裁判だけだと記事が少なくて。つなぎで私がヘラヘラだらだら書いてます。「みんなの無農薬農法」というHPを立ち上げる段取りをしていたらこうなってしまった訳です。以前のHPと違い現在は更新がとても簡単で驚いています。時代はどんどん変化していると感じてしまいました。変化を恐れずどんどん新しいことに挑戦していくことは悪い事ではないと思います。でも変えてはいけないこともあると思います。特に協同組合の基本理念は大切にするべきです。みどり農協協同組合は協同組合でなくなってきたのだと思います。一部の役員によるワンマン体制。理事、理事会の軽減化。組合員の農協に対し無関心。内部事情に詳しい職員はだんまり。いろんなことが重なって悪い流れになる。私はもう一度協同組合について組合員から考えもらいたいし話し合ってもらいたいとも思います。みどり農協が悪い流れを作っているとすればそれは私たち組合員にも大いに責任はあるのです。知らなかったではすまないと思います。
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裁判のホームページ?。 2016.10.15
朝夕は本当に寒くなってきました。朝霧の中2両編成の電車が走っているんですよ。
10月14日夜七時から役場で岩石採取町民説明会がありました。先日は業者による説明会でしたが、業者の説明会より参加者が少なかったと思いました。でも今回の川越さんの新たな申請には町は「遊佐町の健全な水循環を保全するための条例」で岩石採取のため地下水脈に影響がでる恐れがあるため、業者の新たな申請には「NO」を突きつける予定のようです。それは業者との裁判闘争に発展する要素を含む判断だと思います。業者は認可者の県を訴えるか、条例でダメだと言った町を訴えるか、それとも何もしないで撤退するかはわかりません。町の条例によれは業者が認可申請を出してから60日以内に町は判断しなければいけないとのことです。この小さな町が岩石法に対して町民一丸となって汗をかかなければいけないと思います。私も裁判を抱えていますが、行政は私たちと違って裁判に文句を言う組織もないでしょうし、スタッフも資金も潤沢でしょうから頑張ってもらいたいと思います。ちなみに黄色い部分が面積拡大申請の場所です。3ヘクタール拡大し30メートル深堀するという申請でした。
最後の稲刈り後一枚あります。これは酒米です。今年で実験3年目です。遊佐でこの品種を植えてるのは多分私だけだと思います。イネは倒伏してきてます。無農薬で化学肥料は使っていないのですが、雑草は無くきれいでしょ。稲刈りは今月の20日以降の天気の良いときにしたいと思います。なんせ出穂が9月5日~10日でしたので。そのためカメムシの心配はまずないと思います。今年初めて酒屋さんで使えるかどうか実験してもらえる事になってます。楽しみです。
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岩石採取町民説明会 2016.10.15
時おり雨降る天気でしたが飼料米を刈りました。今年のお米はとても品質が良く収量は平年作程度でした。平年作?。私は久々でした。ここ数年収量はよくなかったので平年作は私にとってすごくうれしいです。飼料米は専用施設に持って行きます。
イネがなくなると寂しい気持ちになります。私はまだ新米を口にしていませんが、早く食べてみたいです。本家の方には今年も無農薬のお米とつや姫を送ろうと思ってます。私も送りたいという仲間が今年は一人増えましたのでもう少ししたら段取りをしたいと思います。草取りに来てくれた皆さんも少しお待ち下さい。皆さんの汗がしみ込んだ少し塩辛いかもしれないお米を送ります。おにぎりにはいいかも。
写真を整理していたらこんな写真が何枚か出てきた、今年の無農薬の田んぼです。草取りに来てくれた皆さん本当にありがとうございました。来年も頑張りましょう。田んぼで待ってます。
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飼料米を刈る。長雨で作業は延び延び。 2016.10.13
山頂にはうっすらと雪がついてました。朝仕事しようと外に出ると空気の冷たさに一瞬息を呑む。冬がすぐそこまで来ているのですね。この間まで汗をかいて仕事をしていたのが懐かしいです。寒いのは大好きです。
三年前岩石採取反対運動が行われた場所です。あれから町はこの土地を公有地化すると町民に言ってきましたが、どうも話は進んでいないらしい。先日新たな認可申請を前に業者による町民説明会が行われました。説明によれば公有地化ではなくさらに面積を拡大しさらに30メートル深く掘るという説明でした。現在の協定では320メートルより下には掘らないことになっていますが、新たな申請ではさらに深堀になってました。説明会にもかかわらず資料は一枚もなく町民からは批判の声が多くだされました。もちろん岩石採取にも反対の声だらけでした。今後町は、この現状を踏まえ業者と協定を結ぶのでしょうか?。多分業者の計画を聞く限り協定を結べば拡大していくだけだと思います。14日は町による町民説明会です。いまだ前回の56000人の反対署名は私は生きていると思います。是非町は前回とは違う判断をしてほしいです。
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寒いと思ったら鳥海山に雪が。 2016.10.11
今年のお米はとてもきれいだと思う。これはお米を検査するときに乗せる皿です。お米がきれいでしょ!。写真ではわかりずらいですが、玄米でもキラキラ光ってます。おいしいいいおにぎりが握れます。
ところが今年の天候でカメムシが大発生し左側の写真の黒い食害の跡が確認できます。右側の写真には黒い斑点は確認できません。天候により発生しやすい環境だったのでしょう。後は長年減農薬を続けてくるとボデイーブローのようにジワジワと個体数が増えてきたのでしょう。この皿に約千粒のお米があります。2個までは等級に入りますが、写真は9個もあります。もちろん等級外です。規格外となりとても安くなってしまいます。農家はカメムシの被害粒を取る機械にかけて等級に入るようにします。でも今年は被害が多く機械にかけるのがいつになるかわからないのが現状です。まったくくえない話です。今後カメムシは勢力を拡大し全体に広がっていくのかもしれませんね。今は大丈夫だと言っている農家も明日は我が身だと私は思います。来年のカメムシはさらに仲間を増やすことでしょう。対策をたてなければいけません。
7月30日に出穂直前のイネの穂を写真に撮っていました。穂長が22センチ粒数が140粒ついていました。茎数は22本でした。イネの姿は生産者の考え方でおおきく変わります。久々にパソコンに向かってお米の話を書いてみたら、何かワクワクしてしまいました。懐かしさがこみ上げてくるような感じです。懐かしいと言えば応援メッセージに仲間の声が乗ると心が熱くなります。ありがたいと思います。ここまで来るのに色々ありましたので本当に嬉しいです。農作物は本当に正直で作る生産者の気持ちが表れます。今年の私のお米は少しはいい状態だと思います。この先どうなるかわかりませんがね。ともあれ誰に何を言われようが民主的な協同組合を目指し進むしかない。でしょう。
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裁判だけではね。お米の話も。 2016.10.10
日 時: 平成28年11月17日(木)午後4時00分
場 所:山形地方裁判所鶴岡支部
住 所: 山形県鶴岡市馬場町5-23
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第2回口頭弁論日が決定いたしました。 2016.10.04
埼玉の大貫さんから以前応援メッセージでこんなアドバイスをいただいています。
「私の住む地区でも10年以上前に似たような裁判がありました。米と牛乳の違いはありますが、共通してるのは「不正な精算」で、被害を受けたのは信じ続けた農家でした・・。」
株式会社MMJの裁判の内容が詳しく乗っているページを紹介したいと思います。是非検索してみてください。お米と牛乳の違いはありますが内容はとても似ています。
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10年前に埼玉県であった似たような裁判 2016.09.30